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17日 午前10時 
秀也君のことが気がかりで、会社の事は皆に任せて自宅に帰った。 電気は回復していたのでテレビを見ていると阪神高速神戸線が倒壊していることや、長田で火災が発生していること、死者が200名以上でたとか、ヘリコプターからの情報が流れている。 ただごとではないと思い吉川さんの長男に連絡をとるが通じず、ただ待っていても仕方がないので車で様子を見に行くことにした。
 午前11時頃自宅を出発。 六甲トンネルは無料(以後3ヶ月間)になっていた。 ループ式の高い陸橋を渡る時や崖の横を通過する時、いつ余震が起きるかと、いままでにない恐怖感をあじわったのを今も鮮明に覚えている。 ふもとの高羽の交差点の手前100mのところに道路を横切るように20センチの段差になっていてそこから町の様子が一変していて、倒壊している家や横の家にもたれかかっている家、道路をふさいでいる家、の連続。 車で秀也君近くまで何とか行き歩いてたどり着くと、木造のアパートは一階が倒壊して二階はかろうじて残っている状態、隣の真新しい鉄筋のマンションも一階の駐車場の柱が折れて傾いている。 呆然と立っている人に聞くと一階の人8人全員中に閉じ込められ、二階の人は全員外に放り出されたが、無事だったそうだ。後ろのマンションにも何人かいる、その先にも、・・・聞くとこの近く(約半径50m)だけで50名以上閉じ込められているらしい。 彼の名前を叫ぶがなんの返事もない。 テレビで死者200名と言っていたがそれどころではないなと直感で思った。
このままではだめだと、この近くの弟の会社(土木関係)にリフトを借りようと走るがわずか1キロで家族を助けようとする人、死亡者を畳に乗せて運び出す人、公的機関の姿は全くなく皆でなんとかしようと必死の姿ばかりでした。 弟の会社も半分運河に落ちそうな形でかろうじて残っていた。 
弟に事情を話すと六甲アイランドにリフトがあるので一緒にとりに行こうと六甲アイランドの橋の渡るが中央に20センチの幅で隙間があり思い切って通過しアイランドに着くが液状化現象で水びだし、無理と判断しすぐ引き返す。 その直後、六甲アイランドに行く橋は危険と通行止めになる。

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